Fashion+Digital Marketing
某大手食品会社が報告したように、衣料業界においても衣料キーワードというものが存在します。
物販におけるキーワードは、利用しているプラットフォームによって様々変わってきますが、ブランディングとI Tを用いたブランド戦略、経営戦略が最重要項目ともなってきました。
デジタルマーケティングの分野においての業務には、大きく分けても気が遠くなりそうな作業が密集されていますが、全ての基本はキーワードでした。
しかし、デジタルマーケティングの基本であるキーワードにも変化が訪れてきているのです。
新世代にはキーワードは不必要
若い世代において、キーワード戦略はもういらないと言われ始めています。
サーチエンジンで検索するのは、普段よりパソコンを通じて仕事をこなしている人たちか、現在30代後半の世代であると言われています。
若い、新しい世代においては全てをハッシュタグ検索で調べる傾向があり、その方が簡単に希望するページまでたどり着けると考えているようです。
大手通販プラットフォームでは、今の注目キーワードは1位から、マスク、加湿器、パーカー、ふるさと納税 訳あり、ワンピースと日常の中で必要不可欠なものが多く、これを見る限り前述した、“若者はハッシュタグで検索する”が当てはまります。
なぜなら、日常生活に必要な製品を求めるのは、若年層ではなくその一つ上の世代より上の世代。
ハッシュタグ検索=ソーシャルメディア
ハッシュタグを利用した戦略といえば、ソーシャルメディアがあげられます。インスタグラムやツイッター、そしてフェースブックまでもハッシュタグ一つで賄えてしまいます。そして、ハッシュタグ検索は、サーチエンジンを用いてハッシュタグ検索を行ったとしても、必ず必要なページにたどり着く。
例えば#スニーカーをサーチエンジンで検索すると、最初にツイッター、そしてスニーカーファッション通販とタイトルのついたページ、そして大型プラットフォームのスニーカーのページが検索結果に並びます。これをハッシュタグなしで“スニーカ”と検索した場合には、トップページの一番上から下まで、大手通販会社のページが並んで出てきます。
今の若年層は、周りが何を購入しているのか、何が流行しているのか、もしかしたら自分のセンスは悪いのではという不安要素より、“他者が何を検索しているのか?” “他の人は何を所持しているのか”を知りたがる傾向にあり、大手通販のプラットフォームだけでは物足りないのです。
信頼性の高いハッシュタグ
ソーシャルメディアの投稿は個人が投稿するものが多く、知名度よりも信頼性の高い“口コミ”として認識されているよう。
そして、検索結果に表示された画像を確認した後、いくつ“いいね”がついているかを確認します。こうした検索をしていくことで、集めた情報を自分なりに消去法で気に入ったものを購入できるというわけです。
インフルエンサーマーケティングがここのポイント活かしたマーケティング法で、沢山の消費者にみられているページに、たくさんの“いいね”がついている人をピンポイントで狙って商品を宣伝してもらうという戦略になる。
ある程度ブランド力のある企業であると、ハッシュタグに“新作”とつけるだけで良いのです。
これは、既に知られているブランドにおいて、消費者が一眼見て把握できるところまで来ているから。
では、まだブランド力のない企業はどうすれば良いのか?
インスタグラムを例に挙げてみると、企業内の容姿端麗の人材と商品を一緒に投稿する戦略が生かされます。これは大手企業ではできない小技ともいえます。
大手企業の場合には、有名な芸能人、モデル、インフルエンサーなどを起用しなければブランド力が下がってしまう危険性もありますが、未だ、商品をアップしただけでは何かわからない、“いまから企業の場合は” 企業内の人材を起用することで、社内の人材がアピールできる、人気が一度出るとそのまま戦略に乗れてしまう“という大きなメリットがあります。
ポイントとして、フォロワー数は高いのに、“いいね”の数が少ない、コメントが全然残されていない画像は、信頼度を崩してしまいます。インスタグラムでは意外だと思われがちですが、文字数を多く画像と一緒に投稿するのが最適。
インスタグラムの場合、2200文字まで入力が可能ですので、販売店舗→展開色→着心地→きている本人がどうして気に入っているのか?→消費者への短いアドバイスの順にアップすると、親切で回覧している方もさらに他の商品が気になり始めます。
インスタグラムのヘビーユーザーは10代20代が中心と言われています。そして20代から後半にかけてツイッター世代、そして、家庭を持っている、個人情報を気にする世代にF B
を利用するという傾向があります。
若い世代をターゲットにブランド力生かすのであれば、ハッシュタグマーケティング、力を入れてはいかがでしょう?